自販機テレビ
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No.311 そばつゆ自動販売機

取材日・2007年12月7日

立川市に「そばつゆの自動販売機」を置いてあるお店があると聞き、さっそく現場へ飛んだ。

中央線、青梅線、南武線が乗り入れるターミナル駅、JR立川駅から北へ歩くこと数分。
モスバーガーの斜め向かい、茶色いビルの角に、噂の自動販売機を発見。

側面に、「石坂商店 もとだれ300 売ってます」とある。

「もとだれ」って!? 「300」って何!?
矢印の先を確認せずにはいられない、かなりインパクトのある文字だ。

 

正面に回りこんでみよう。
通常の飲料自動販売機であるが、一番下の列の右端に、ペットボトルに入った、黒いものが3つ並ぶ。
420円という価格表示にも、「何コレ!?」感がいっぱいだ。
側面にあった「300」という文字は、容量のことだろうか。
後ろには、「何にでも使える万能調味料」とある。
どうやら、「自動販売機で販売しているそばつゆ」 とは、コレの事らしい。
「つめた〜い」で販売中なのはご愛嬌だ。(※この商品は常温保存が可能です。)

謎がいっぱいのこの商品、さっそく店内に入って、お店の人に話を聞く事にした。

 

自販機テレビを名乗り、取材趣旨を説明すると、石坂商店の情報宣伝チーフ・京角さんが快く応じてくれた。

「何から、お話しましょうか?」
とても物腰の低い京角さんに、ぶしつけながら 「あのー、自動販売機のあれは何ですか?」とストレートに問い掛けてみた。

自動販売機で販売しているものは、石坂商店オリジナル商品の厳選濃厚調味料「もとだれ」の300ml入り。
そばつゆなら20人前以上に使えるという。

ベースにしているしょうゆは、品質の良さで定評のある高級しょうゆ「ヒゲタしょうゆ 本膳」を使用、独自の技術で希釈用つゆに仕上がっている。

そばはもちろん天つゆ、すき焼き、佃煮、煮物、おでん、寄せ鍋など様々な料理に使えるそうだ。

 
何の違和感も無く、他の飲料類に混じって自動販売機に収まり販売の時を待つ「もとだれ」。
 
お客様の反応はいかがだろうか。

「24時間購入できるとあって、かなり好評だ。うすめるだけで使えるし、300mlという手頃なサイズもあって、独身の方に特に好評だ。その他、やはり、良く見かけるドリンク類自動販売機にめんつゆも販売されているというところにユニークさを感じて、お買い求めいただいている方も多く、本当にこの自動販売機をやっていて良かったと思う。」

と語る京角さん。

自動販売機を見て、店内に「あれは何?」と入ってくるお客様も多く、いわば同店の「招き猫」役でもあるそうだ。
 
店舗内では、1800ml、1000mlのもとだれを販売中だから、たっぷり使いたい人はこちらが便利だろう。
もちろん、自動販売機で販売されている300mlも店内で買える。

試しに少しなめてみると、さすが超特選醤油をベースにしているだけあって、まろやかで甘さひかえめ、鰹のうま味も効いた極上の味だ。

なるほど、万能調味料だけあって、たれだけでもおいしいのだが、さらに様々な食材や調理方法が、このたれのうまみを引き出すことだろう。
 

石坂商店は、昭和3年創業の老舗、味噌と醤油の量り売りのお店が原点だ。
現在は2代目が代表取締役、3代目が専務をされているそうである。

もとだれは20年前に「もっとおいしい醤油を・・・」という思いで3年かけて開発、現在も細かいバージョンアップを重ねて、さらにおいしい商品へと磨きをかけているというからスゴイ。

 

店内では、味噌の量り売りもしているぞ。
ちなみに、取材中に感じたのだが、かなりの老舗にもかかわらず、ふらりと入ってきたお客様にも、とてもフレンドリーに対応してくれるのは、石坂商店の良いところと言えるだろう。

もし自動販売機で「もとだれ」に興味を持ったら、初めてでも、気兼ねせずに店内に入ってほしい。
価格も、「本物の商品を適正価格で販売する」という石坂商店の営業方針から、どれもリーズナブルな納得価格なのがうれしい。

石坂代表が、「(もとだれを)自動販売機で若い方が購入していくんだよ。」と目を細めながら語っていたのが印象的だった。

 
さて、自販機テレビからの提案なのだが、今年は、年越しそばのつゆに、ご紹介した「もとだれ」を使ってみるのはいかがだろう。

石坂商店のウェブサイトでもオンラインで購入できるそうだから、もとだれでちょっと贅沢な年の瀬を、ぜひ皆さんも味わってほしい。
取材協力/有限会社 石坂商店

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