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No.307 宿の自動販売機「宿デジ」
(渋谷支店での試験運用は2007年12月28日に終了しました。)

自動販売機といえば、コインを入れてジュースやタバコを買うものが多いが、最近は非接触ICカードが内蔵された「おサイフケータイ」の普及に伴い、電子マネーで買い物できる自動販売機も増えてきた。
そんな中、日本最初の旅行会社として老舗の鞄本旅行(本社:東京都港区)が、「リアルメディアとケータイソリューションを連携させた、クロスメディア・ソリューション事業の開発・提供」を事業方針としているモバイルゲート (本社:東京都港区)と提携し、同社が提供するマルチタッチベンダー「ドコデジ・オクトパス」を使った宿の自動販売機「宿デジ」というものを、業界で初めて開発したという。
いったいどんな自動販売機なのか、さっそく、試験運用が2007年12月3日に始まったばかりの、日本旅行渋谷支店に見に行くことにした。


文・写真 藤原健一
(取材日・2007年12月5日)

 

JR渋谷駅の東口からあるいて3分、六本木通りに面したビルの一階にある、日本旅行渋谷支店。
青い看板と入り口のオート・ドアにあるハローキティが目印だ。

見通しの良い店内は、明るくフレンドリーな雰囲気であふれている。
そして、窓際にある「タッチでお泊り!」のポスター。
その下にあるのが・・・
 
これが、「宿デジ」。
筐体は高さ72.5センチ、ヨコ56センチ、奥行き10センチ。
印刷された20個所の宿泊施設それぞれの場所と、「マスタータッチポイント」と呼ばれる下の桶から湯気が出ているイラストの部分、 合計21個所にFelicaリーダーが内蔵されている。
あらかじめ、日本旅行が運営する宿泊予約サイト「宿プラザ」に無料の会員登録をしておく必要があるが、それさえしておけばまったく簡単に宿泊予約が可能である。

このシステムについて、渋谷支店の須田支店長に、お話を伺ったので、Q&A形式でまとめてみた。



Q.この自動販売機で何ができるのか?
A.自分のおサイフケータイで、筐体にある写真の宿泊施設、20個所の様々な情報を見ることと、予約が可能だ。
なお、システム上おサイフケータイを利用してはいるが、宿泊料金の決済は現地での支払い(現金・クレジットカードなど)となり、この自動販売機で料金を支払うわけではない。



Q.このシステムの導入の目的は?
A..営業時間外でも宿泊予約が可能になること、また宿泊予約サイト「宿ブラザ」を携帯電話を利用することにより、さらに宿泊施設の選択などの手間が省けるなど、簡単に利用することを目的としている。



Q.なぜ渋谷支店が試験運用の場所に選ばれたのか。
A. 場所柄、携帯の操作に慣れている若い人が多いこと、IT関連の企業が営業エリアである渋谷・世田谷に存在することが主な理由だ。
なので今回、 宿デジに入れた伊豆・箱根地区の「売れ筋ホテルベスト20」は、営業エリアで人気の高いものをセレクトしたところ、このラインナップとなった。



Q.どういった利用者が予想されるか。
A.この自動販売機は、すでにどこに泊まるかを決めていて、予約を簡単に素早くしたい、という方を主なターゲットにしている。
また、決めていない方も、各施設の概要や周辺の見所などが携帯に情報が送られるため、パンフレット替わりになり、家でゆっくり検討してからでも予約可能だ。



Q.旅行代理店の中にあっても、意味がないような気がするが。
A.昼休み時間や夕方はカウンターが混雑するときもあるので、どこに泊まるか決めている方は「宿デジ」の方が素早く予約出来て、その点では十分メリットがあると思う。
また、この自動販売機で予約すると宿泊予約サイト「宿プラザ」を利用することになるので、 ネット価格として割引料金となり、カウンターで予約するよりも安い。



Q.今後の展開は?
A.現在は店舗内からしか操作できないが、店舗の外からも操作できるように工夫を考えている。
これにより、目的のひとつである営業時間外の宿泊予約が可能になる。
渋谷支店での試験運用の結果を見て、改良を加えながら他店舗への展開を考えている。
また、旅行会社店舗以外では、現在ファミリーレストランやコンビニエンス・ストアにパンフレットを置いているが、このパンフレット置き場の横にこの自動販売機を設置していこうと検討している。
 
さっそく、藤原も体験してみることにした。
写真を須田支店長に撮ってもらいました。ありがとうございます!!

まずは、おサイフケータイから「宿ぷらざ」に無料の会員登録をしておく。
 
始めに、桶マークのマスタータッチポイントにケータイをかざす。
ユーザビリティとして、音声案内が始まるとともに、赤いLEDが点灯する。
 
次に、好きな宿におサイフケータイをタッチする。
他の宿に選択を変更する場合でも、再度ケータイをタッチすればいい。
こちらも、赤いLEDが点灯し、選択したことを知らせる。
選択した後、再び桶マークにタッチすれば、宿の情報がケータイに送られてくる。
 
希望の宿が見つかったら、宿泊条件を選び、予約を完了すればOKだ。
宿泊予約サイト「宿プラザ」への会員登録のわずらわしささえガマンできれば、本当に拍子抜けするほど簡単に完了できるのは魅力的だ。
あらかじめ、どの方面のどのホテルに泊まると予算的にベストか、普段からパンフレットなどで予習しておくと、いざ休日が迫ったのに仕事が片付かなくて、予約しているヒマがない、なんてこともなくなると思うので、こうした旅行会社のサイトやコンビニなどで情報を収集しておこう。



仕事でストレスのたまっているオネーサンや、今度の週末は家族サービスの約束させられているオトーサン、宿の予約くらいはラク〜に済ませて、温泉でのんびりしたいもんですね!
藤原は、とりあえず自宅の風呂用にバスクリン買って帰りました。





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