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自販機テレビ
233・逓信総合博物館の自動郵便切手葉書売下機(取材日・2006年2月16日)
自動郵便切手葉書売下機
木製の自動販売機である。

明治37年(1904年)のはがきと切手の自動販売機。
これが、現存する中では
日本でいちばん古いもの※として有名な自動販売機だ。
有名にもかかわらず、あまりネットで目にしたことがないと思う。
この自動販売機の画像の使用には、 印鑑入りの申請書を書いて
逓信総合博物館に承諾してもらう必要があるからである。
だが、避けては通れない道というものが、時としてあるものだ。

今回、自販機テレビは逓信総合博物館様に取材を申し込み、
サイトへの掲載許可をいただいた。
わが国の自動販売機分野における産業技術史を語る上で、きわめて重要な
この木製のマシンを、どうしても取り上げたかったからである。
ぜひ、 皆様も目に焼き付けてほしい。
また、藤原のいたらなさのせいで申し訳ないが、かなり説明不足だと思うので、
想像力をフルに働かせて見てほしい。


※現存するもので最古なのはこの切手・はがき自動販売機だが、
日本で最初の自動販売機はたばこの自動販売機だと言われている。

自動郵便切手葉書売下機
木製のボディは3ブロックに分かれていて、
こちらは3銭の切手を販売するところだ。

自動郵便切手葉書売下機
そのとなりが、1銭5厘のはがきを販売するところ。
1銭5厘入れると1枚、3銭入れると2枚出てくるようになってるそうだ。
在庫がなくなると売り切れの表示が出る。

自動郵便切手葉書売下機
その下が、売り切れだったときの硬貨の返却口。
この、売り切れのときにお金が戻ってくるのが、
当時としては画期的だったそうだ。
さらにその下が、投函口になっている。

自動郵便切手葉書売下機
一番下には、この自動販売機の考案者である
「俵谷高七」と読める文字が書かれてある板が貼ってある。
現在で言えば型式ブレートに相当するんだろうか。

この山口県下関の発明家、俵谷高七は、
このほかにも煙草の自動販売機や、
自動で回るガラガラのような機械、俵谷式自転機(抽選機)
というものもつくったそうである。

俵谷高七の没年は大正元年(1912年)、享年58才であった。
私は彼に、「未来の自動販売機は、人間を幸せにしているか」と声をかけられた気がした。

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