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68・写真家 篠田勇氏インタビュー(取材日・2003年3月26日)















































































やっと春めいてきた3月の終わりに、町田市で待ち合わせた我々自販機テレビスタッフと写真家・篠田勇氏(43)。
写真展にも出品されている自動販売機の場所にて、撮影の取材をさせていただいた後、ドーナツショップでインタビュー開始。
普段は、企業のPR誌、ガイドブックなどのお仕事をされている篠田氏が、なぜ 自動販売機がメインの写真展を開くことになったのか、篠田氏の思いを聞かせていただきました。


自動販売機を通して、
この国を浮き彫りにしていく写真を撮りたい

自販機テレビ藤原 写真展開催、おめでとうございます。ところで、篠田さんは、本業がカメラマンということで、今回の写真展はお仕事と関係があるんでしょうか。

篠田 勇  いえ、まったく関係ないんですよ。でも、自分の撮りたい被写体を撮って、それを発表する、それも自分の仕事だと思ってます。

藤原 ノーギャラなんですね。

篠田 そうです、ノーギャラ。

藤原 写真展の開催をすると決めたのはいつごろですか。

篠田 自動販売機がメインの写真を撮るようになったのは7〜8年前ですが、コダックフォトサロンに申し込んだのは去年の8月頃です。 開催が決定したのは9月。

藤原 7〜8年前から!かなり以前から撮っていたんですね。

篠田 最初に自動販売機を意識して撮るようになったのは8年前ですね。それからずっと(自動販売機をメインに)撮り貯めてきましたから、今回の写真展の開催は正直、うれしいですね。なんとかして、外に出したかった。

藤原 周囲の反応はいかがでしたか。

篠田 仕事柄、編集者と接する機会が多いので、写真を見せてみたら結構ウケが良かったんですよね。だから、なんらかの形にしたかった。

藤原ビ ぜひ、写真集などでお目にかかりたいです。

篠田 できると良いですね。でも、なかなか難しいですよ。

藤原 しかし、目の付け所がユニークですね。

篠田 そんな感じですね。

藤原 ところで、どうして自動販売機なんでしょうか。何か、こだわりなどはあるんでしょうか。

篠田  うーん・・・すごく大袈裟に言うと、いつも撮影しながら、「日本人」とか「日本」ってなんだろう、と意識して撮ってるんですよ。この国ってなんなのか、というような。

藤原 なるほど。

篠田 だから、自動販売機はその問題提起のテーマの一つに過ぎないんです。だから、かなり引いて撮ってますよね。

藤原 自販機テレビでは、自動販売機本体だけをいっぱいに撮影しているものがほとんどですが、篠田さんの写真の場合は、自動販売機の周囲の状況も分るように、広めに構図に入れて撮影してるんですね。

篠田 そう。その辺りも見て欲しいです。あと、今、住宅地をテーマに撮影しているんですが、それも最終的な、大きなテーマは「日本」を浮き彫りにしたいというものがあるんです。

藤原 そんな深い思いがあるとは知りませんでした。
篠田 そう、いろんな切り口がある、その一つですね。あと、普段の仕事の撮影では、逆に自動販売機は撮らないんです。
風景の写真を撮る時、構図に自動販売機はまず入れません。

藤原 ジャマだし汚いですよね。

篠田 そう、ジャマです。 電柱や電線も、多くの日本人は嫌いますよね。でも、逆にそれらジャマ者をメインにした写真を撮る人間が、一人くらいいても良いかな、と。

藤原 じゃあ、篠田さんはひねくれ者なんですね。

篠田 そう、ひねくれ者(笑)。

藤原 写真展を見に来る方にメッセージをどうぞ。

篠田 全部で40点ほど、下品に飾ってますが内容は濃いです。大判のフィルムを使っていますので、ぜひ近寄って細かいところまで見てください。

藤原 今日はありがとうございました。写真展でまたお会いしましょう。

篠田 ありがとうございます。
----出光カードのPR誌、雑誌の商品写真、るるぶなどの旅行ガイドブックなど、篠田氏が携わったものを見せていただきました。撮影で各地を飛び回る多忙な篠田氏ですが、自販機テレビのインタビューにとてもご丁寧にお答えいただき、本当にありがとうございました。帰り際に、自販機テレビ特製のミニチュア自動販売機をプレゼントさせていただきました。





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